スイス国犬のセントバーナード もう「アルプスの救助犬」ではなかった 今は社会の現場で活躍

スイスの国犬と言えば、セントバーナード。大きな体格を生かし、アルプスの救助犬としてよく知られるが、実は現在その役割はほぼなくっており、“違う仕事”をしていることが分かった。

「大きいのでね、もう雪崩救助犬としては使われていないのです」と、スイスのバリー・ファウンデーションに所属するアンドレア・ゾリンガーさんは説明した。今、セントバーナードは、助けが必要な人たちのセラピードッグや、教育のサポート役を担っているのだ。

スイスのセントバーナード(ロイター)

同氏は「最近はもっと小さい犬をヘリに乗せているんです。今日のセントバーナードは社会の現場で働く犬です。病院や高齢者の福祉施設などで働いています。セラピーを受けている人や、子どもや囚人などに付き添います。効果は抜群」と説明した。

(ロイター/よろず~ニュース編集部)

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