茨城県内で5月1日~9月30日に熱中症の疑いで搬送されたのは前年同期比518人増の2598人(速報値)に上ったことが2日、県のまとめで分かった。消防庁が統計を取り始めた2015年以降で最多だった。
県消防安全課によると、今年は死亡3人、重症53人、中等症884人、軽症1652人、その他6人だった。年齢別では65歳以上の高齢者が1319人と全体の約5割を占めた。次いで18~64歳が1012人、7~17歳は255人、0~6歳は12人だった。
同課や消防庁によると、9月の搬送者数322人(同)で、昨年9月(84人)の約3.8倍に上った。