アンドレッティ・キャデラック、F1プロジェクト承認を受け、FIAに感謝「我々の存在がF1人気をさらに高めるはず」

 アンドレッティ・キャデラックは、FIAが彼らのF1参戦への申請を承認したという発表を受け、感謝とF1プロジェクト進行への強い意気込みを示した。

 FIAは10月2日、アンドレッティ・フォーミュラ・レーシングのF1参戦への申請を審査した結果、これを承認したと発表した。

 今年2月、FIAは、2025年から2027年の間にF1にデビューする新チームの選考手続きを開始、多数の応募のなかから、4チームを選び、詳細な審査を行った。この4チームは、アンドレッティのほか、ロダン・カーズ、ハイテック、アジアのチームLKYSUNZであったと考えられている。

 FIAは、各申請に対する評価を、スポーツ、技術、財務の分野における分析に基づいて行い、持続可能性と社会的影響においても考慮した上で、アンドレッティのみがすべての基準を満たしており、その申請を承認すると、2日に発表した。

 今年1月、マイケル・アンドレッティ率いるアンドレッティ・グローバルは、ゼネラルモーターズと提携し、アンドレッティ・キャデラックとしてF1に参戦することを目指すと発表した。FIAの承認を受けたことで、アンドレッティは、申請プロセスの最後の段階に進み、フォーミュラ1マネジメント(FOM)の審査を受けることになる。11番目のF1チームとして受け入れられるためには、チームの参戦によって、F1が明白なメリットを得ると納得させる必要がある。

アンドレッティ・キャデラックがF1参戦の意向を表明

 今回のFIAの発表を受け、アンドレッティは、次のような声明を発表した。

「アンドレッティ・キャデラックは、FIAがF1世界選手権へのアンドレッティ・フォーミュラ・レーシングの『関心表明/Expression of Interest』を承認したことを光栄に思う」

「我々は、FIAの厳格で、透明性があり、包括的な評価プロセスに感謝し、この歴史的で名誉ある選手権で戦う機会を与えられることに、とても興奮している」

「このアメリカチームの結成は、全ての従業員とファンにとって重要な瞬間である」

「アンドレッティ・キャデラックの幅広いレースの能力と、レースから得られる技術の進歩は、世界中でF1への熱狂を高めるとともに、顧客に利益をもたらすものと強く感じている」

「できるだけ早くグリッドに参加するための計画を続けながら、F1のすべての関係者と関わり合うことを楽しみにしている」

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