武田薬品ワクチン、WHOが推奨 デング熱流行地域の子供に接種を

スイスのジュネーブにあるWHO本部(共同)

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は2日、武田薬品工業が開発したデング熱ワクチン「QDENGA(開発コードTAK―003)」について、デング熱が大規模流行している地域で6~16歳の子供への接種を推奨すると発表した。

 蚊が媒介するウイルス感染症のデング熱は近年、感染者が増加しており、地球温暖化も要因となって確認地域も拡大している。QDENGAは初回接種の3カ月後に、2回目を受けるようWHOは求めている。9月下旬に開かれた専門家による諮問委の協議結果を踏まえて決定した。

 WHOはまた、英オックスフォード大が開発したマラリアのワクチン「R21」の子供への接種を推奨した。

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