例年より20日遅れ…猛暑に負けず350種開花、小鹿野でダリア見頃 気温下がると増す色味、5千株楽しんで

ダリアの大輪が園内を彩る=9月29日、埼玉県小鹿野町両神薄の両神山麓花の郷「ダリア園」

 埼玉県小鹿野町両神薄の両神山麓花の郷「ダリア園」でダリアが見頃となり、色とりどりの大輪の花が園内を鮮やかに彩っている。今年は記録的な猛暑と雨不足の影響で開花が例年より20日ほど遅れたが、気温が徐々に下がるにつれて、花数は順調に増えている。

 園内には約1万平方メートルの広大な敷地に約350種、5千株のダリアが植えられている。管理する「両神山麓花とみどりを育てる会」によると、9月29日現在で全体の約8割が開花。今後、涼しさが増すと色がより濃くなる。会員は「厳しい暑さの中で一生懸命育った花々を見に来てほしい」と呼びかけている。

 開園は11月3日までの午前9時~午後4時半(天候により変動あり)。整備協力金は中学生以上500円。

 問い合わせは、町観光協会(電話0494.75.5060)へ。

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