ブリュワーズに痛手 ウッドラフが右肩の故障でWCシリーズ欠場へ

球団史上初となるワールドシリーズ制覇を目指すブリュワーズに大きな痛手だ。日本時間10月3日、ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督は先発3本柱の一角を担うブランドン・ウッドラフが右肩の故障によりワイルドカード・シリーズを欠場することを明らかにした。ワイルドカード・シリーズ突破後、残りのプレーオフの試合で登板する可能性についても「未定」と話しており、健康であればエース級の実力を持つ右腕がプレーオフを全休する可能性も出てきた。

ブリュワーズはコービン・バーンズ、ウッドラフ、フレディ・ペラルタという強力な先発3番柱を擁し、デビン・ウィリアムスという絶対的なクローザーもいるため、ワールドシリーズ制覇の有力候補に推す声も上がっていた。すでにダイヤモンドバックスとのワイルドカード・シリーズの初戦にはバーンズが先発することが発表されており、第2戦はウッドラフの先発が有力だったが、ウッドラフの故障離脱によりブリュワーズはプランの変更を強いられることになる。

今季のウッドラフは、開幕からの2先発で1勝0敗、防御率0.79という好スタートを切ったものの、右肩の故障により4ヶ月にわたって長期離脱。8月上旬に戦列復帰を果たし、9先発で4勝1敗、防御率2.59と好投してチームの地区優勝に貢献したが、シーズントータルではわずか11試合の登板にとどまった。シーズン最終登板で球速が低下し、ウッドラフは「4月と同じような感覚」とコメント。少なくともワイルドカード・シリーズを欠場することが決定してしまった。

ブリュワーズのマット・アーノルドGMは「とても痛い。彼はプレーオフで投げるために一生懸命頑張ってきたし、私もそれを知っているから、とても残念に思う」とウッドラフのことを気遣った。初戦の先発を任されるバーンズは「好投手の1人を失ってしまったのはとても痛い。でも、僕たちは先発の層が厚いからね。チームに勝つチャンスを与えられる投手は他にもいる」と語り、カウンセル監督も「我々にはいい投手陣がいる。多くの投手を起用しながらワイルドカード・シリーズを乗り越えたい」と自信を示した。

ウッドラフの離脱により、第2戦の先発はチーム最多の12勝を挙げたペラルタが有力。第3戦までもつれた場合は、チーム3位の9勝を記録したベテラン左腕ウェイド・マイリーが先発することになりそうだ。

The post ブリュワーズに痛手 ウッドラフが右肩の故障でWCシリーズ欠場へ first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.