英王室公式サイト ロシア人ハッカー被害に!? 世界各国で2時間ほどダウン 「DoS攻撃」との見方も

英王室の公式サイトが、「ロシア人によるハッキング」被害に遭ったという。royal.ukが1日にタイムアウトエラーを表示し始め、ロシアのハッカー「キルミルク」が、メッセージアプリ・テレグラムを通して、英王室のサイトを「攻撃」したと表明した。

チャールズ国王の写真がバックグラウンドに使用されたそのメッセージには、悲しい顔をした絵文字と共に「小児愛者への攻撃」と綴られている。

ウェブサイトをモニタリングするチェック・ホストは、英王室のサイトが、英国や日本、アラブ首長国連邦、ウクライナ、米国、トルコ、ロシア、ポーランドなど世界各国でダウンしたことを伝え、同ハッカーによる声明について、「本当だったら信じられないことだ」とコメントしている。

ある関係者はザ・サン・オンラインにこう話している。「ウェブサイトがハッキングされたのではありません。これはDoS攻撃です」「サイトにアクセスが殺到した場合に起こることです。王室のシステムとコンテンツはアクセスされていません」「誰の仕業かは、まだ断定できない状態です」

英王室の公式ホームページは、2時間ほどダウンしていたという。

キルミルクは、キルネットと名乗るロシアのハッカー集団のリーダーで、同集団は最近、ロシアの民間軍事会社にインスパイアされ名付けたと思われる民間サイバー軍事会社「ブラック・スキルズ」を創立したことをテレグラムで発表していた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社