太平洋側は天気下り坂 あす(水)にかけて雨強まる所も 沖縄は台風14号が影響

 きょう(火)午後は、次第に雲の広がる地域が多い見込み。夕方以降は東海や九州南部で雨の降り出す所があり、雷を伴い雨脚の強まる所がありそうだ。あす4日(水)にかけては、東日本を中心に雨の範囲が広がる見通し。あす(水)は雨が降る地域は気温が上がりにくいので、着る物に注意が必要となる。なお、台風14号が接近する沖縄の先島諸島は、あす(水)にかけて高波や強風に警戒・注意が必要だ。

今夜は雨の所も

 きょう(火)午後は、次第に雲が広がりやすくなる見込み。上空の高い所の薄雲が多く、秋らしい空とも捉えられるが、太平洋側は沿岸部で雲が厚みを増してきそうだ。夕方以降は、東海や九州南部で雨が降り出し、局地的に雷を伴い激しく降る見込み。日付が4日(水)に変わってからは、関東甲信にも雨の範囲が広がる見通し。あす(水)日中の最高気温は東京や名古屋で23℃くらいで、日差しもほとんどなく、人によっては肌寒く感じるかもしれない。

台風14号接近

 大型で非常に強い台風14号は、勢力を保ちながらあす(水)にかけて沖縄の先島諸島に接近する見込み。この方面は高波に警戒すると共に、強風に十分な注意が必要となるが、台風の進路によってはあす(水)は暴風となるおそれもある。また、今夜は高潮にも注意が必要で、あす(水)にかけては大雨や突風に対しても注意を払いたい。

週後半~連休の天気

 北陸や北日本は、5日(木)~6日(金)午前にかけて、日本海側を中心に雨の降る所が多い見込み。寒気が流れ込むため、目に見えて気温が下がるだけでなく、北海道は7日(土)まで変わりやすい空模様が続きそうだ。一方、太平洋側の各地は、7日(土)にかけて秋晴れの所が多くなる見込み。ただし、九州は湿った空気の影響で、土曜日のうちに雨の範囲が広がる可能性がある。

 8日(日)は西日本の太平洋側で雨の降り出す所が多く、東日本も雲が取れにくい見込み。9日(月・祝)は日本海側で多少は日差しがあるが、太平洋側は曇りがちで雨の降る所がありそうだ。最高気温は22℃~25℃の範囲内なので、これまでの蒸し暑かった週末に比べると過ごしやすい見込み。

(気象予報士・高橋和也)

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