性的虐待を認定、こども園休園へ 山形市、園児受け入れ停止処分

 山形市の認定こども園の60代男性園長が複数の園児の下半身を服の上から触る性的虐待をしたなどとして、市は3日、子ども・子育て支援法に基づき、新規の園児受け入れを11月1日から1年間停止する行政処分を行った。市によると、園は11月から休園するとみられる。園長は性的虐待について「事実無根」と主張している。

 市は、園長が昨年以降、理由なく突然女児のおむつを下げたり、複数の園児の下半身を服の上から触ったりしていたとして、性的虐待と認定した。また非常勤職員を常勤と偽って報告し、22年度の給付費1千万円超を不正受給したとしている。園長は「間違えて申請してしまった」と説明したという。

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