水彩画タッチで描き出された幻想的な森 2人の秘密エージェントが大冒険 「ペルリンプスと秘密の森」予告

第88回アカデミー賞の長編アニメーション賞にノミネートされた、「父を探して」で知られるアレ・アブレウ監督の最新作「ペルリンプスと秘密の森」の劇場公開日が2023年12月1日に決まり、本予告が公開された。

本予告では、和をもたらすという謎の生物”ペルリンプス”を探すため、それぞれ違う国から魔法の森に派遣、敵対していたクラエとブルーオの2人が、ともに森を歩み、徐々にお互いを知ることで”本当に大事なもの”を見つけ出していく様子が映し出されている。うっそうと茂る深緑の木々、極彩色の小鳥やグラデーションにきらめく虹色の光といった、画家パウル・クレーを思わせる水彩画のタッチで描き出された幻想的な森のほか、道中で出会うメガネをかけた巨大な老カマトドリとの出会い、樹木を帆にした小舟に乗って空を渡る様子などの美しいシーンも収められている。

「ペルリンプスと秘密の森」は、テクノロジーを駆使する「太陽の王国のクラエ」と、自然との結びつきを大切にする「月の王国のブルーオ」の、2人の秘密エージェントの物語。巨人によってその存在を脅かされた魔法の森に派遣された2人。森を守る唯一の方法は、謎の存在である「ペルリンプス」を見つけること。最初敵対していた2人は共通する目的のために結束するが、平和をもたらすという謎の生物を探すうちに、物語は思いがけない結末にたどり着く。監督を務めるのは、ブラジル人のアレ・アブレウ。

【作品情報】
ペルリンプスと秘密の森
2023年12月1日Yebisu Garden Cinemaほかロードショー
配給:チャイルド・フィルム/ニューディアー
(c) Buriti Filmes, 2022

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