中国恒大の株式取引を再開 香港証券取引所

中国恒大集団のロゴ=2021年9月(ロイター=共同)

 香港証券取引所は3日、中国不動産大手、中国恒大集団と傘下の不動産管理の恒大物業集団について、同日から株式取引を再開したと発表した。2社の取引は9月28日から停止し、恒大は同日に創業者の許家印会長が当局に拘束されたことを公表していた。

 傘下の電気自動車(EV)メーカー、恒大新能源汽車集団は取引停止の状態が続いている。

 恒大は先月28日に「経営状態は正常だ」とし、許氏の強制措置以外に「発表すべき内部情報はない」と説明した。ただ24日には子会社の恒大地産集団が当局の調査を受けていることを理由に、新たな債券発行の基準を満たせない状態にあると発表した。

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