リンシェーピングFCのMF籾木結花がリーグ戦二桁ゴールを達成した。
【動画】ファーストタッチで勝負あり！籾木結花がリーグ戦二桁ゴール達成
リンシェーピングは1日、ダーム・アルスヴェンスカン(スウェーデン女子1部)第21節で、ヴィットショーとのアウェイ戦に臨んだ。籾木はなでしこジャパンのDF宝田沙織とともに先発フル出場。58分に同点ゴールをマークした。
1点ビハインドのリンシェーピングは、敵陣中央でボールを引き出した宝田が反転から間を割る縦パスをテンポ良く通す。相手を背にしたカティンカ・タンベリがフリックで右へ流すと、籾木はファーストコントロールでボックスへ侵入。利き足とは逆の右足で力強くネットを揺らした。
なでしこリーグ5連覇など、日テレ・ベレーザ(現:日テレ・東京ヴェルディベレーザ)の黄金期を築いた籾木は、2020年5月にアメリカ、ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)のレインFCへ加入した。
リンシェーピングへは2度の期限付き移籍を経て2021年12月に完全移籍。春秋制のスウェーデンで昨季は7得点を挙げ、チームの5シーズンぶり女子チャンピオンズリーグ(UWCL)出場に貢献した。今季も好調を維持し、この日の一発で自身初となる海外でのリーグ戦二桁ゴールを達成している。
チームはその後勝ち越し点を献上し、1-2で敗れたもの、5試合を残して首位のハンマルビーとは勝ち点「4」差の3位。逆転優勝へ向け、なでしこの元10番がさらに数字を積み重ねる。
