「雪っこ」新酒完成に乾杯 大船渡蔵から今季初出荷

雪っこのトラックへの荷積みを見守る金野連社長(右)

 岩手県陸前高田市の酔仙酒造(金野連(こんのつらね)社長)は9月30日、大船渡市猪川町の大船渡蔵から「活性原酒 雪っこ」を今季初出荷した。前年よりも1万トンほど多い10万6700トンの出荷を見込む。

 従業員ら約40人が出席し、新酒の完成を知らせる新しい杉玉を掲揚した。金野社長の発声に合わせて雪っこで乾杯。配送トラックを拍手で見送った。

 同社によると、今夏の暑さで温度管理に苦労したが、まろやかな口当たりと味わいが特長の、例年通りのにごり酒に仕上がったという。県内外の酒販店などで順次販売される。

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