〝エッフェル塔ポーズ〟で炎上の松川るい議員、国民へ謝罪と釈明 参加者は「責められるべきではない」と主張

今年7月に自民党女性局のパリ研修に参加し、エッフェル塔前で撮影した写真をX(旧ツイッター)に投稿したことで批判を受けた自民党の松川るい参院議員2日、自身の公式ブログを更新。有権者に向けて改めて謝罪した。

松川氏は、今井絵理子参院議員らと、自民党女性局の海外研修で渡仏。当時局長をを務めていた松川氏は、今井氏らとパリのエッフェル塔前でおどけて〝ニョッキ〟ポーズをする画像を投稿した。参加した地方議員も、同地で食べたランチを掲載するなどしたことで、「税金で行った観光旅行」などとして批判が殺到した。

松川議員のブログ更新は7月10日以来約3カ月ぶりで、研修以降では初。冒頭で「7月末の自民党女性局の定例の海外研修については、軽率な写真投稿で、多くのご批判を頂戴いたしました。自身の軽率さを深く反省し、国民の皆様に対して改めてお詫び申し上げます。頂戴したご意見を真摯に受け止め、信頼回復に努めてまいります」と謝罪した。

批判を受けながらも、有権者に発信してこなかった事情については「本来、もっと早く皆様にお話ししたかったのですが、諸般の事情でこのタイミングになってしまいました。申し訳ありません」と釈明。「マスコミからの質問に対しては、党の研修ということで、党本部が文書で回答してきましたが、事実が上手く伝えられないままとなってしまいました。これも、私自身が直接お答えできなかったためだと思います。その結果、研修に参加された地方の皆様や党関係者に多大なご迷惑をおかけすることとなってしまいました」と忸怩たる思いも示した。

研修自体や、参加した女性局員へも批判が高まったことには「本研修に参加した全国自民党女性局の皆様は、党本部からの要請に応じて「党務として」ご参加されただけであり、責められるべきではないということをご理解頂きたいと思います」と主張。「海外の事例なども参考に、子育て中の女性でも参加できるように、『新たな試み』として」と、子ども連れでの参加を許可した事情も明かし、「大使館に子どもの監護の依頼はしておらず、大使館や大使館員から支援も受けていません。子どもに係る経費は自己負担です」と説明した。

(よろず~ニュース編集部)

© 株式会社神戸新聞社