日本時間10月4日、MLBはポストシーズンが開幕し、ワイルドカードシリーズの4試合が開催される予定となっている。
ア・リーグ1つ目の試合は第5シード（ワイルドカード2位）のレンジャーズと第4シード（ワイルドカード1位）のレイズが対戦。レンジャーズはジョーダン・モンゴメリー、レイズはタイラー・グラスノーが先発予定だ。両チームともにリーグ最高峰の打線を誇り、特に注目の選手はレンジャーズのコーリー・シーガーとレイズのヤンディ・ディアス。シーガーとディアスは最終戦まで首位打者を争い、最終的にディアスが球団初の首位打者を獲得した。またレイズは6人もの打者が今季20本塁打以上を記録しており、どこからでも本塁打が飛び出す打線が魅力だ。直近4登板で2失点しかしていないモンゴメリーがレイズ打線を抑え込めるかに注目したい。
ア・リーグ2つ目の試合は第6シード（ワイルドカード3位）のブルージェイズと第3シード（中地区優勝）のツインズが対戦。ブルージェイズはケビン・ゴーズマン、ツインズはパブロ・ロペスが先発予定だ。両先発は奪三振王レースのライバルで、ゴーズマンが奪三振王を獲得し、ロペスは3個差で2位に甘んじた。ツインズは本塁打数リーグ1位の長打力が魅力だが、バイロン・バクストンやロイス・ルイスら主力野手が故障から復帰できるか不透明。ツインズは現在ポストシーズン18連敗という北米スポーツ最長記録が継続中で、これを止めることができるのかに注目だ。ブルージェイズの菊池雄星とツインズの前田健太はこのシリーズ先発するか不明。ブルペン待機の可能性もある。
ナ・リーグ1つ目の試合は第6シード（ワイルドカード3位）のダイヤモンドバックスと第3シード（中地区優勝）のブリュワーズが対戦。ダイヤモンドバックスはブランドン・ファート、ブリュワーズはコービン・バーンズが先発予定だ。両チームともに打撃力はそれほど高くないが、ダイヤモンドバックスは足でかき回し、ブリュワーズは鉄壁の投手陣で抑え込む。どちらが持ち味を活かした試合展開に持ち込めるかがカギになりそうだ。
ナ・リーグ2つ目の試合は第5シード（ワイルドカード2位）のマーリンズと第4シード（ワイルドカード1位）のフィリーズが対戦。マーリンズはヘスス・ルザード、フィリーズはザック・ウィーラーが先発予定だ。マーリンズはこれまで3度ワイルドカードでポストシーズンに進出しているが、そのうち2度はワールドシリーズ制覇している。下馬評では戦力も経験もフィリーズが上だが、マーリンズは短期決戦での無類の勝負強さを発揮することができるだろうか。
日本時間10月4日の試合予定は以下の通り（時刻はすべて日本時間）。
4:08 レンジャーズ＠レイズ【SPOTV NOW】
5:38 ブルージェイズ＠ツインズ【菊池雄星所属】【前田健太所属】【SPOTV NOW】【JSPORTS3】【NHK BS1】
8:08 ダイヤモンドバックス＠ブリュワーズ【SPOTV NOW】
9:08 マーリンズ＠フィリーズ【SPOTV NOW】【JSPORTS2】【NHK BS1】
