「ウクライナがきっかけ」 黒柳さん、続編刊行で会見

「続 窓ぎわのトットちゃん」の発売記念記者会見を終え、あいさつする黒柳徹子さん=3日午後、東京都内のホテル

 俳優でエッセイストの黒柳徹子さんが3日、新刊「続 窓ぎわのトットちゃん」(講談社)の発売を記念し東京都内で記者会見を開いた。1981年刊行の自伝的ベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」の続編で、黒柳さんは執筆した理由を「いつも考えているのは『戦争のときは嫌だったな』ということ。ウクライナ(侵攻)が一番大きいきっかけ」と語った。

 前作ではユニークな教育を実践するトモエ学園に通った子ども時代を振り返った。約42年ぶりとなる続編は第2次世界大戦中の思い出を鮮明につづる。戦時下の子どもたちに思いをはせて「もう少し書いておこうかなと思った」と明かした。

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