立民・岡田克也幹事長「11月解散、12月投票」年内総選挙を予測 岸田政権は「肝心なことを先送りする政権」

立憲民主党の岡田克也幹事長(70)が3日、国会内での定例会見で、解散総選挙について「11月解散、12月投票ということになるのかな」と話し、20日召集の臨時国会で2023年度補正予算案成立後に衆院が解散し、年内に総選挙があるとの見通しを示した。

岡田氏は、岸田文雄首相(66)が臨時国会に補正予算案を提出する方針を示したことに「(岸田首相が)補正予算を出さないで、10月解散11月投票と思っておりました。100%ではありませんが、補正を出した以上は、審議して採決しないと廃案になってしまいます。そういう意味では補正が成立して、そこで解散ということになる可能性が高い」と予測した。

解散の大義が問われるとした岡田氏は「総理自身がお決めになること。多額の予算を使う解散総選挙になる。何のために解散するのかということを明確にすることは求めておきたい」と強調。「単にこの時期が自分たちに有利であるとか、総裁選にとって有利だとか、情けない理由で解散することはありえないことだということは申し上げておきたい」と、岸田首相をけん制した。

4日で発足2年を迎える岸田政権への評価を問われ「何がやりたいかよくわからない政権だと言われますが、それはその通り。もうひとつは、肝心なことをはっきり言わずに先送りする政権だと思う」と辛辣(しんらつ)だった。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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