今後の落語界を担う若手落語家たちが腕を競う2023年度「公推協杯 全国若手落語家選手権」の第3回予選が3日、東京・内幸町で行われ、観客と審査員による投票の結果、自作「エレベーター」を披露した柳亭信楽さんが1位に決まった。
同選手権は共同通信社の主催で、予選1回につき5人ずつ、真打ちと前座の間の「二つ目」クラスの落語家が参加。予選は計4回で、各回の1位が本選に進み、大賞が選出される。
信楽さんは「他の出場者も実力があるのは分かっていたので緊張したが、途中からお客さんが乗ってくれた。ネタを練って優勝できるように頑張りたい」と話した。
今回参加した落語家は他に、橘家文吾さん、春風亭朝枝さん、昔昔亭昇さん、三遊亭ごはんつぶさん。
第1回予選の1位は立川吉笑さん、第2回予選1位は笑福亭笑利さんだった。第4回予選は11月21日、東京・内幸町ホールで。本選は来年1月に東京都内で開催される。
