ブラガがラストプレー弾でウニオンに劇的逆転勝利【CL】

[写真:Getty Images]

チャンピオンズリーグ(CL)グループC第2節、ウニオン・ベルリンvsブラガが3日に行われ、2-3でブラガが逆転勝利した。

初戦のレアル・マドリー戦を後半追加タイムのベリンガム被弾で惜敗したウニオンは、その後のブンデスリーガで2連敗。公式戦5連敗と苦しいチーム状況の中、ボヌッチやゴセンスが先発。[3-5-2]の布陣で臨んだ。

一方、ナポリに競り負けたブラガはその後のポルトガルリーグでは2連勝。ウニオンとは対照的なチーム状態の中、ブルマやR・オルタが先発。[4-3-3]の布陣で臨んだ。

開始4分、VARで取り消しとなったもののゴセンスがネットを揺らしたウニオンが良い入りを見せる。持ち前のショートカウンターとロングボールによるシンプルな攻撃でブラガを揺さぶった。

27分にはロングボールを使った流れからベッカーがGKと一対一になりかけるもシュートはマテウスに止められた。それでも30分に押し切る。

ロングカウンターに転じた流れからクラルのスルーパスに抜け出したベッカーがボックス右まで突進。GKとの一対一を確実に仕留めた。

さらに37分、ウニオンが追加点。ロングボールをトゥザールがヘッドで逸らしてディフェンスライン裏に抜け出したベッカーが反応。またも冷静にGKとの一対一を制した。

しかし41分、ブラガが1点を返す。CKの流れからR・オルタのミドルシュートがGKレノウを強襲すると、ルーズボールをニアカテが詰めた。

2-1で迎えた後半、開始6分にブラガがスーパーゴールで追いつく。CKのサインプレーからボックス手前のブルマが右足を一閃。鋭く巻いたミドルシュートが枠の右上に吸い込まれた。

攻勢のブラガは61分、ボックス右からR・オルタがGK強襲のシュートを浴びせるも、劣勢のウニオンが70分、ベッカーの左クロスにフォラントのボレーでゴールに迫り、盛り返していく。

終盤にかけてはウニオンが押し込む流れとなっていたが、試合終了間際の追加タイム5分にブラガに逆転弾。ボックス手前からカストロが強烈なミドルシュートを突き刺した。

直後にタイムアップを迎え、ブラガが逆転勝利。劇的勝利で敵地から勝ち点3を持ち帰っている。

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