日本男子が8年ぶり世界一 世界体操、パリ五輪に弾み

体操世界選手権の男子団体総合で8年ぶりの金メダルを獲得し、喜ぶ(右から)橋本大輝、南一輝、萱和磨、杉本海誉斗、千葉健太=3日、ベルギー・アントワープ(共同)

 【アントワープ(ベルギー)共同】体操の世界選手権第4日は3日、ベルギーのアントワープで男子団体総合決勝が行われ、橋本大輝(順大)萱和磨、千葉健太(ともにセントラルスポーツ)南一輝(エムズスポーツク)杉本海誉斗(相好ク)の日本は6種目合計255.594点で8年ぶり7度目の優勝を果たした。

 昨年優勝の中国が253.794点の2位、米国が3位だった。

 予選1位の日本は最初の床運動と2種目目のあん馬でミスが出たが、4種目目の跳馬で南が15.000点をマークし、首位に立った。平行棒も3人がミスなくつなぎ、最後の鉄棒では橋本が雄大な演技で締めくくった。

 予選の得点は持ち越さず、各チーム5人で、種目ごとに演技した3人の得点合計で争った。東京五輪金メダルのロシアは、ウクライナ侵攻に伴う制裁で出場していない。

体操世界選手権の男子団体総合で8年ぶりに金メダルを獲得し、手をつないで表彰台に上がる(右から)橋本大輝、千葉健太、杉本海誉斗、萱和磨、南一輝、三輪哲平、佐藤寛朗コーチ。左端は2位の中国、右端は3位の米国=3日、ベルギー・アントワープ(共同)

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