トゥヘル采配的中!途中出場テルの決勝弾でバイエルンが逆転勝利【CL】

[写真:Getty Images]

バイエルンは3日、チャンピオンズリーグ(CL)グループA第2節でコペンハーゲンとアウェイで対戦し2-1で勝利した。

2週間前に行われたCL初戦のマンチェスター・ユナイテッド戦を打ち合いの末に制したバイエルン。連勝のかかる一戦に向けてトゥヘル監督は、直近のRBライプツィヒ戦からゴレツカをマズラウィに変更した以外は同じスタメンを起用。最前線にケイン、2列目に右からサネ、ムシアラ、ニャブリと並べる[4-2-3-1]で臨んだ。

初戦でガラタサライと引き分けたコペンハーゲンに対し、バイエルンは17分に最初のチャンス。サネのスルーパスからゴールエリア右横抜け出したケインが決定機を迎えたが、シュートは飛び出したGKに阻まれた。

その後はポゼッションで上回るバイエルンがやや押し気味に試合を進めるが、自陣でしっかりブロックを敷くコペンハーゲンの守備に苦戦しなかなか決定機まで至らない状況が続く。

対するコペンハーゲンは28分、自陣からの縦パスを中盤のアシュリがヒールでフリックすると、DFの裏に抜け出したクラーソンに決定機が訪れたが、これはオフサイドディレイでクラーソンのオフサイドが取られた。

前半終盤にかけても拮抗した展開が続くが、ボール保持とフィニッシュの数でアウェイチームがやや優勢に。ただ、決定機まであと一歩という場面が多く、前半はゴールレスで終了した。

迎えた後半はホームのコペンハーゲンがアグレッシブに入ると、56分にスコアが動く。エルユヌシのパスをボックス中央左で受けたクラーソンがカットインからシュート。これは相手DFに弾かれたが、こぼれ球をレラガーがハーフボレーで合わせると、叩きつけたシュートがゴール左に突き刺さった。

1点を追う展開となったバイエルンはすぐに反撃。すると67分、バイタルエリア中央でボールを受けたムシアラがペナルティライン付近まで持ち上がると、冷静な切り返しでDFをかわしシュート。これがゴール右隅に吸い込まれた。

試合を振り出しに戻したバイエルンは、77分にライマー、ムシアラ、サネを下げてミュラー、テル、ゴレツカを投入する3枚替えを敢行。すると83分、自陣からのロングフィードをケインが競り勝つと、このボールでDFの裏に抜け出したミュラーがボックス内まで侵入。相手DFとGKを引きつけてラストパスを送ると、走り込んだテルがシュートを叩き込んだ。

その後、コペンハーゲンはオスカールソンやヨルダン・ラーションといった攻撃的な選手を投入。試合終了間際の95分には、アンカーセンの右クロスからファーサイドのJ・ラーションが決定機を迎えたが、チュポ=モティングの股下を抜けたシュートはGKウルライヒのファインセーブに防がれた。

結局、試合はテルの決勝点でバイエルンが逆転勝利。グループステージ連勝を飾ったバイエルンが、グループA首位をキープしている。

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