米、宇宙ごみに初の罰金 人工衛星、適切に離脱せず

 【ワシントン共同】米連邦通信委員会(FCC)は3日までに、運用を終えた人工衛星を適切に軌道から離脱させなかったとして、米衛星放送企業ディッシュ・ネットワークに15万ドル(約2230万円)の罰金を科したと発表した。宇宙ごみを巡って罰則を科す初のケースだとしている。宇宙開発が進む中、同様の事例が増える可能性がある。

 宇宙ごみは地球の周回軌道上にある不要な人工衛星やロケットの破片などで、年々増加している。運用中の衛星に衝突する危険性が指摘され、管理が世界的な課題になっている。

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