5種目で真剣勝負 茨城・ねんりんスポーツ大会 笠松運動公園

慎重にボールを投げるペタンク出場者ら=東海村船場

スポーツを通じて高齢者の健康増進と交流を深める「第28回茨城県健康福祉祭いばらきねんりんスポーツ大会」が3日、同県那珂市向山の笠松運動公園補助陸上競技場などで開かれた。強い日差しの下、県内の60歳以上の男女約千人がゲートボールやグラウンドゴルフなど5種目で真剣勝負を繰り広げた。

県内44市町村から、団体競技のゲートボール、クロッケー、ペタンク、輪投げの4種目に計130チーム、個人競技のグラウンドゴルフに274人が参加した。出場者は各競技場で仲間を応援したり、アドバイスをしたりしながら、表情豊かに競技を楽しんだ。

出場者最高齢は95歳の2人。ゲートボールに出場した常陸太田市の小林みよさんは「緊張でがくがくだった」と照れながら、「チームワーク良くできた。ゲートボール最高」とはつらつとした笑顔を見せた。かすみがうら市の荒原義雄さんは輪投げで奮闘し、「みんなで楽しくできるのが一番。年を忘れてできた」と話した。

ゲートボールとペタンクの優勝チーム、グラウンドゴルフの上位6人は、来年10月に鳥取県で開かれる「全国健康福祉祭(ねんりんピック)」に茨城県代表として派遣される。

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