ロボット国際大会「全力」 茨城・竜ケ崎一高 シンガポールで7日開幕

チーム「SYAKURYU」の生徒たち。手前が自作のロボット=龍ケ崎市

茨城県立竜ケ崎一高・付属中(龍ケ崎市)の生徒でつくるチーム「SYAKURYU(シャクリュウ)」が、7日にシンガポールで開幕するロボットの国際競技会に日本代表として出場する。自作のロボットで大舞台に挑む生徒たちは「悔いを残さないよう全力でいきたい」と意気込んでいる。

競技会は「FIRST Global Challenge2023」。今回は、水素エネルギーの活用をテーマに掲げる。世界中から数千人の青少年が参加する予定だ。酸素と水素に見立てたボールをアームの付いたロボットでどれだけ運べるかを競うゲームのほか、制作過程の発表や国際交流の活動を総合的に評価するという。

SYAKURYUは「桜」と「竜」を組み合わせた命名で18人が所属する。書類選考と面接により日本代表に選ばれた。うち高校生5人が現地入りする。リーダーで同高1年の中村優乃助さん(16)は「大勢の人から応援を受けている。出るからには世界一を目指す」と語った。太田垣淳一校長は「他の国からリスペクトされるようになってほしい。成長して帰ってきてくれれば」と期待した。

© 株式会社茨城新聞社