大分雄城台高と大分豊府高の野球部OB会、初の親睦大会 「活動を盛り上げる起爆剤に」【大分県】

大会のために北海道から駆け付けた大分豊府高2期生の麻生英義さん(投手)=大分市横尾のレゾナックスタジアム
得点を挙げ盛り上がる大分雄城台高野球部OB会のベンチ
一緒に汗を流し、親睦を深めた両校野球部OB
OB会の活性化を願う大分雄城台高の大津留俊治会長(左)と大分豊府高の工藤浩二会長

 【大分】大分市の大分雄城台高、大分豊府高の両野球部OB会は9月30日、会の活動を盛り上げる起爆剤にしようと、同市横尾のレゾナックスタジアムで親睦野球大会を初めて開催した。両校の約60人が参加。北海道や東京など県外からも集まり、交流を深めた。両校OB会は毎年の開催を目指している。

 両校OB会とも、発足から約10年がたち、総会など事業への参加者減少や、会員間のつながりが弱くなっていくことが課題となっていた。同大会は、会員同士のつながりを深め、活動の広がりを確かにしようと、両校OB会の事務局で企画した。

 開会式で大分雄城台高の大津留俊治OB会長(66)は「この場をきっかけに会員同士の親睦と交流を深め、この輪を広げたい」とあいさつした。

 試合は軟式で9イニング制。投手は30歳以上など独自のルールを加えた。現役で野球をしている会員を中心に、久しぶりに野球をする会員も出場した。親睦が目的だったが、試合が始まると現役高校部員に負けないプレーも出て、白熱した展開となった。九回裏、1点を追いかける大分雄城台高OB会が2点を上げ、逆転サヨナラ勝ちした。

 両校OB会はこれまでも、寄付金や試合の応援などで現役部員を支援してきた。会が再び盛り上がることで支援の充実や、母校の発展につなげようとしている。

 大分豊府高の工藤浩二OB会長(52)は「OB会に来て、昔話で盛り上がるだけでもいい。より多くの会員が興味関心を持ち、参加しやすくなる取り組みをしていきたい」と話している。

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