岩手の最低賃金、きょう引き上げ 39円アップの893円に

 岩手労働局(粟村勝行局長)は4日、本県の最低賃金(時給)を現行より39円高い893円に改定する。全国平均より111円低く、単独で全国最下位となった。

 物価高を背景に時給で示すようになった2002年度以降で最大の上げ額となったが、ワースト2の徳島、沖縄とは3円差がついた。最賃は都道府県ごとに設定する。岩手地方審議会が中央審議会の目安通り39円の引き上げを決め、労働局長に答申した。

 最賃は年齢や正社員、パートやアルバイトを問わず、県内の事業場で働く全労働者に適用される。

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