交通事故防止へ「午後4時には車のライト点灯!」 栃木県警で"ライト4運動"始まる

 日が沈む時間が早まる10月以降は、車と歩行者が衝突する交通事故が増えることから、栃木県警では事故の防止に向けてドライバーに車のライトを早めに点灯するよう呼びかけています。

 県警が今月(10月)1日から取り組んでいるのは「ライト4運動」です。この運動は、ドライバーに対して、車のライトを午後4時からといった早い時間の点灯を意識づけることで交通事故の防止を図るものです。

 県警によりますと、車と歩行者が衝突する事故は午後4時から午後6時の間に多く発生していて、この時間帯に歩行者が死傷する事故は過去5年で10月以降が急増しています。また、過去5年間における夜間に起きた歩行者の死亡事故は、全ての車のライトがロービームだったことから、夜間は照らせる範囲が広がるハイビームを徹底するよう呼びかけています。

 県警が夜間の交通事故が多く起きている路線で行ったハイビームの使用率の調査では、去年(2022年)は16.4%、今年(2023年)は13.2%と8割以上の車がいまだにハイビームを使っていないということです。

 「ライト4運動」は来年(2024年)2月末まで行われます。

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