ついに2023年ポストシーズンが開幕。10月3日(日本時間4日)に行われたレンジャーズ対レイズのワイルドカードシリーズ第1戦は、レンジャーズが4-0の完封勝利で先勝した。
レンジャーズ先発は今季途中加入のジョーダン・モンゴメリー、レイズ先発は右腕エースのタイラー・グラスノー。
スコアが動いたのは2回表。レンジャーズは一死一、三塁のチャンスを作ると新人ジョシュ・ヤングが犠牲フライを放ち1点先制。2回裏にはレイズが同じく一死一、三塁のチャンスを作ると、ホセ・シリが意表をつくセーフティスクイズを試みるが投手のモンゴメリーがダイビングキャッチでこれを防ぐ。
5回表、レンジャーズは一死満塁からジョナ・ハイムの打席でワイルドピッチにより追加点。ハイムは四球を選び再度一死満塁のチャンスが訪れたが、続くレオディ・タベラス、ヤングが連続三振でこの回1点どまり。
6回表、レンジャーズが連続四球で無死一、二塁とすると、ここでレイズは先発グラスノーを降板させ2番手クリス・デベンスキーを投入。次打者シーガーがセンター前安打を放つと、レイズの中堅手シリがこの打球をグラブに当てて弾き、焦って投げた三塁への送球が逸れてしまう。このプレーによりレンジャーズは2点を追加し、4点差となった。
レンジャーズ先発のモンゴメリーは7回を無四球無失点と好投し、2番手アロルディス・チャップマン、3番手ホセ・レクラークもそれぞれ無安打投球。野手では9番に入った新人エバン・カーターが二塁打2本と2四球で全打席出塁する活躍を見せた。
レイズは先発グラスノーが5四球と荒れたことに加え、守備陣が4エラーと拙守に苦しんだ。
ワイルドカードシリーズは2勝先勝方式。レンジャーズが明日の試合に勝利した場合、ディビジョンシリーズへの進出が決まる。明日の先発はレンジャーズがネイサン・イオバルディ、レイズがザック・エフリンを予定している。