今はなき「DDI」のマンホールが発見され話題!路上に刻まれた歴史の証

DDIのマンホールがSNS上で大きな注目を集めている。

「道歩いてて、見つけた瞬間に
『うわぁ!』とか大声出してしまって同行者を驚かせてしまったマンホール」

と件のマンホールを紹介したのは紹介したのは路上観察好きのジオ鹿さん(@GeoDeer9215c)。

あれ?「DDI」って…(ジオ鹿さん提供)

DDI(第二電電)とは現代のKDDIの前身企業で、日本の電気通信事業の一翼を担った。ケイディディ(KDD)、日本移動通信(IDO)と合併し、2001年4月以降はKDDIに名称変更しているため、このマンホールはそれ以前に設置されたもののようだ。

何気ない道路上に刻まれた歴史の証明…ジオ鹿さんの投稿に対し、SNSユーザー達からは

「今日私は神田で電電公社のマンホール見て感激しましたが、桁が違う😱」
「水道橋〜飯田橋をウロウロすると、日本テレコムのマンホールもいっぱい見つかりますよ」
「大変お世話になりました。DDIポケット」

など数々の驚きの声が寄せられている。

またこれは人が入る「マンホール」ではなく手を入れるための「ハンドホール」ではないかというマニアックな指摘もあった。

ジオ鹿さんにお話を聞いた。

ーーこのマンホールはどちらでご覧になったものでしょうか?

ジオ鹿:東京都文京区の末広町駅の近くでした。新妻恋坂の路上になります。

ーーこのマンホールを見つけられたシチュエーションをお聞かせください。

ジオ鹿:友人と都内を散策をしているときに、たまたま足元を見たら、この「DDI」のマークを見つけてビックリしてしまい、思わず声を上げてしまいました。友人はDDIの存在を知らない上に私のビックリした声に驚いてしまっていて、申し訳ないなと思いました。

ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。

ジオ鹿:私自身、KDDとDDIとIDOが合併したことでKDDIが発足したことは知っていましたが、物心ついたときにはもうauになっていたので、正直当時のことはよくわかりません。とにかくこのマンホール(ハンドホール)を見つけたときに「もう今はない会社のものだ!」という認識しかありませんでした。

投稿したところ、DDIに対していろんな反応がありました。単純に「DDI・第二電電」という響きが懐かしいという人、「DDIポケット」を使っていたので懐かしむ人、「他にもこんなマンホールあるよ」と、希少性の高いマンホール(ハンドホール)を挙げる人など、さまざまな想いでこのツイートに触れていただいたのかなと思いました。

◇ ◇

読者のみなさんのご近所にもこういったマンホールは残っていないだろうか?こういう発見がないかと思って歩けば、日頃の散歩やお出かけが一層有意義なものになるかもしれない。

またtogetter上ではジオ鹿さんの話題に乗じて「見ると『うわぁ!』と声を上げる“通信歴史遺産的”“記念碑”的マンホールがこれ『キャッキャッする不審者』も出現」というスレッドが登場。さまざまな人が撮影したマンホールが紹介されているので、ご興味ある方はご覧いただきたい。

ジオ鹿さん関連情報

Xアカウント:https://twitter.com/GeoDeer9215c

(よろず~ニュース特約・中将タカノリ)

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