日々進化するブラックバスに対抗するべく、ルアー開発もまた日進月歩。その最右翼たるメガバスが2023年に展開する新製品はやはり攻め攻めだ。今回は、メガバスプロスタッフにして琵琶湖の人気ガイド・杉村和哉さんがそんなNEWアイテムのひとつ「スパインX」を解説してくれた。
<スパインXの価格とアクションの連続写真>
●文:ルアマガプラス編集部
杉村和哉
スパインX(メガバス)
【スペック】
- 全長:190mm
- 重量:1.5/8oz
- タイプ:フローティング
- カラー:10色
杉村「世の中にルアーは数あれど、ここまで斬新な機構のビッグベイトはあまりないと思います。ルアーの背中に入れるワイヤー(スパイン)が3本付属していて、その本数を変えることでアクションが変化します。3本だとタイトアクション、2本だと少し柔らかくなり、1本だとフレキシブル、0本だとめちゃめちゃワイドになります」。
― スパイン(ワイヤー)の調整方法
軟質エラストマー素材のテールを引っ張って外すと、90度に折り曲げられた形状記憶チタン製ワイヤーが出てくる。これを引き抜いたり追加したりしてワイヤーの本数を変更し、状況に合わせたアクションに調整することができる。
― スパインの本数によるアクション変化は?
スパインを3本入りから1本ずつ減らして動きの変化を連続写真で撮影してみた。いかがだろうか? 3本から2本に減らしたときは正直、目視では違いがよくわからなかったが…1本になるとウネウネとウォブリングが派手になるのが写真からもわかると思う。
スパインXの使い方
― 基本アクション:ほぼただ巻き
杉村さん的使い方はほぼただ巻き。巻きスピードはハイギアでちょい速巻き程度。巻きスピードではなく、スパインの本数でアクションを調整する。
杉村「操作して使うというより、ただ巻き。スパインの数を変えて状況に合わせていく。水がうっすら濁っているくらいなら3本にして動きを抑えたり、濁っていたらワイヤーを減らして動きをワイドにします」。
― 投げる場所
杉村さんが実釣した高山ダムを例に取ると、以下のような場所で投げていた。
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