東証、午前終値3万0634円 米利上げによる景気後退に警戒感

東京証券取引所

 4日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続落して前日終値からの下げ幅は一時600円を超え、取引時間中として約4カ月ぶりに3万1000円の節目を割り込んだ。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化による米景気後退への警戒感から、幅広い銘柄が売られた。

 午前終値は前日終値比603円05銭安の3万0634円89銭。東証株価指数(TOPIX)は45.71ポイント安の2229.76。

 取引開始直後からほぼ全面安の展開となった。平均株価への影響が大きい半導体関連銘柄が下げを主導した。米景気の先行き懸念から自動車など輸出関連株の多くも値を下げた。

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