倒れた男に足をつかまれる女性 幽霊が出るショッピングモールも 「香港怪奇物語」予告

2023年12月1日より劇場公開される、フルーツ・チャン、フォン・チーチャン、ホイ・イップサンの3人が、日常のすぐそばにある恐怖を撮り上げた香港発のサスペンス・ホラー「香港怪奇物語 歪んだ三つの空間」の、予告編が公開された。

予告編は、第1話「暗い隙間」から、学校からの帰り道のヤウガーが、倒れた男に足をつかまれるシーンから始まる。「通報していたら助かっていたかも」というヤウガーの後悔は、心に闇を作り、倒れていた男の“眼”におびえ、新居でも悩ませられることになる。次に映し出されるのは第3話「アパート」のシーンで、1階にある怪しい物体を見に行った住人のアチーとカッチャイが、伝説のヤクザであるホー・フンに相談へ行く様子が切り取られている。

続いて映し出されるのは、第2話であるフルーツ・チャン監督の「デッド・モール」の映像。幽霊が出ると噂されるショッピングモールにやって来た、ちまたの奇妙な噂を暴露するライバーのガルーダ。謎のガスマスクの人間、血を流したライバーのヨン・ワイ、乱闘などの映像が続く。後半は、「関係がない」とう各話の出演者のセリフが続き、誰かから刺される、見えない相手にナイフを突きつけるなどのシーンなどが映し出される。

「香港怪奇物語 歪んだ三つの空間」は、香港を舞台に、三つのゆがんだ空間で起きる怪奇現象を描くサスペンス・ホラー。中学時代に“眼”を見開いた死体を発見して以来トラウマを抱えるヤウガーを主人公とした「暗い隙間」。客がいなくなった暗闇のモール内で、ライブ配信で投資案件を提供するヨンと、奇妙なうわさの真相を配信で暴露するガルーダの2人の前に、ガスマスクの女と不気味な警備員が現れる「デッドモール」。あるアパートの1階で目撃された顔面蒼白の溺死者らしき幽霊退治に、5人の住人が立ち上がる「アパート」の3話からなる。

「暗い隙間」の監督は、「メイド・イン・ホンコン」などのフルーツ・チャン。“眼”におびえるヤウガーを、「テイル・フロム・ダーク1: 迷離夜」で不気味な女子高校生を演じたチェリー・ガンが演じる。「デッドモール」は、チャウ・シンチー監督作品の脚本を務めたフォン・チーチャンが監督を務め、「縁路はるばる」で主人公の同僚を演じたシシリア・ソーが主演。「アパート」は、本作が長編初監督作となったホイ・イップサンがメガホンを取り、リッチー・レン、ジェリー・ラム、ローレンス・チェン、ケルビン・クァンらが顔をそろえる。

【作品情報】
香港怪奇物語 歪んだ三つの空間
2023年12月1日(金)より シネマカリテほか全国順次公開
配給:武蔵野エンタテインメント株式会社
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