【2023年】江戸時代にタイムスリップできる!? 岐阜県「高山祭」のアクセス・見どころなど

高山祭(春・秋)とは

高山祭(たかやままつり)とは、東海地方岐阜県高山市で春と秋に開催されるまつりの総称です。

春のまつり(例年4月14日・15日)は、高山市の日枝(ひえ)神社の例大祭(Annual Festival)として行われるもので、豪華な装飾を施した屋台(※1)が12基、町中をまわります。日枝神社が「山王さん」の呼び名で親しまれていることから、このまつりは「春の山王祭」とも呼ばれています。

秋のまつり(例年10月9日・10日)は、「櫻山八幡宮(さくらやまはちまんぐう)」の例大祭として開催され、別名、八幡祭と呼ばれます。山王祭とは別の屋台が11基登場します。

春と秋どちらのまつりでも、豪華な屋台が登場し、裃(※2)などの伝統衣装に身を包んだ人々が町を練り歩きます。町は江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気。豪華絢爛な屋台と祭行列を目当てに春・秋それぞれ20万人もの観光客が訪れます。

京都の祇園祭や埼玉の秩父夜祭と並び、日本三大曳山祭(屋台が登場するまつり)にも数えられる高山祭。日程や見どころ、アクセスをまとめました。

高山祭の日程(2023年)

高山祭は、春は4月14日・15日、秋は10月9日・10日と毎年同じ日に開催されます。2023年の日程は下記の通り。

秋まつり:10月9日(月)、10日(火)の2日間

春まつりの屋台は国の重要有形民俗文化財に登録されているため、雨天の場合、まつりのすべての日程が中止になります。

高山祭(春・秋)の会場へのアクセス

高山祭の主な会場となる日枝神社と櫻山八幡宮へは、2つの会場の最寄駅である高山駅経由で行くとよいでしょう。

※屋台や祭行列は町中を廻るため、会場だけでなく、町の各所で見られます。

東京から高山駅までの行き方

東京駅から東海道・山陽新幹線で、まず名古屋駅まで行きます。名古屋駅でJR「特急ワイドビューひだ」富山行に乗り、高山駅で下車します。東京〜高山までの所要時間は約4時間20分、料金は15,000円前後です。

日枝神社への行き方

高山駅から日枝神社までは徒歩で約25分ほど。4月14日、15日の両日、日枝神社の周辺では12基の屋台が町の通りに並ぶ「屋台曳き揃え(やたいひきそろえ)」などの催しが行われます。

住所:岐阜県高山市城山156

櫻山八幡宮への行き方

秋まつりのメイン会場となる櫻山八幡宮までは、高山駅から徒歩約20分。10月9日、10日の両日ともに、境内では「からくり奉納」と呼ばれる人形劇、神社へ続く参道では屋台11基が勢揃いする「屋台曳き揃え(やたいひきそろえ)」などの催しが行われます。

住所:岐阜県高山市桜町178
公式HP:http://www.hidahachimangu.jp/english/index.html

skyticketでチケット予約はここをクリック!
高速バスWILLERで空席情報・料金を今すぐチェック!

高山祭(春・秋)の見どころ

祭行列・御神幸(ごしんこう)

春まつりと秋まつりともに、祭行列や御神幸(ごしんこう)と呼ばれる数百名の大行列が町を練り歩きます。行列には、お神輿や獅子舞(※3)のほか、闘鶏楽(とうけいらく)と呼ばれる飛騨地方特有のカラフルな着物を着た一団や、裃を着た侍の一団などが並びます。

祭行列は4月14日・15日、10月9日・10日の全日程で見られます。

からくり奉納

春まつりと秋まつり合わせて23基ある屋台のなかには、ゼンマイ仕掛け(Clockwork)で動く「からくり人形」を乗せたものもあります。

これらの屋台は、春まつりでは高山祭案内本部近くで、秋まつりでは櫻山八幡神宮の境内でそれぞれ人形劇を披露してくれます。

からくり奉納は、4月14日・15日、10月9日・10日の全日程で見られます。

夜祭(よまつり)・宵祭(よいまつり)

高山祭では、夜祭宵祭と呼ばれる、日が暮れてからのイベントがあります。この催しを春まつりでは「夜祭」、秋まつりでは「宵祭」と異なる名前で呼んでいます。

夜祭・宵祭の両方で、それぞれ100の提灯を灯した屋台が町をまわります。日中の豪快な屋台曳き回しとは対照的な、幻想的な光景を楽しんで。

春の夜祭は4月14日の18:30~、秋の宵祭は10月9日の18:00~21:00ごろまでです。

歴史を感じる高山祭は、春・秋ともに2日間行われます。1日だけ参加、あるいは2日間とも参加など、自分に合った旅程で訪れましょう。

skyticketでチケット予約はここをクリック!
高速バスWILLERで空席情報・料金を今すぐチェック!

[place_master_id=8677 show_photos embed]

© 株式会社MATCHA