横浜FMのマスカット監督が古巣の監督就任を検討か? 監督解任のレンジャーズが最有力候補に挙げる

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

横浜F・マリノスのケヴィン・マスカット監督(50)が、古巣でもあるレンジャーズの監督就任を検討している可能性があるようだ。イギリス『デイリー・レコード』が伝えた。

レンジャーズは1日にマイケル・ビール監督(43)を解任。2022年11月からチームを率いたビール監督は、今季は4勝3敗とスッキリしない成績ながらも3位につけていたが、解任された。

チームは後任監督を探す中で目をつけたのが、現役時代に所属していたマスカット監督。Jリーグで結果を残していることも大きく、そのキャラクターに強い関心を示しているという。

『デイリー・レコード』によれば、ビール監督を解任する前からレンジャーズはマスカット監督に打診していたとのことだ。

マスカット監督は横浜FMとの契約延長の話を保留していたとされ、残留の可能性もあったが、今回ビール監督が解任されたことでレンジャーズ行きを考え始めているという。

横浜FMとの契約は今シーズン終了までとなっているが、クラブ側はその前に契約を延長したい考えがあるとのこと。そうなれば、仮に退任した場合でも違約金を得ることが可能となる。

J1連覇を目指すクラブにとっては、指揮官がシーズン終了前に去るとなることは避けたい状況。ヴィッセル神戸との首位攻防戦に敗れ、勝ち点差が「4」に開いてしまった中で浮上した監督退任の噂。YBCルヴァンカップでもベスト4に残っておりタイトル獲得の可能性が残っているが、今は戦いに集中したいところだろう。

仮にマスカット監督がレンジャーズ行きとなれば、セルティックの監督に就任したアンジェ・ポステコグルー監督(現トッテナム)と同じ流れに。レンジャーズとしてはライバルのセルティックの大成功を指を咥えてみているわけにもいかないというところだろうか。

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