日本時間10月5日、MLBではワイルドカードシリーズ4試合が予定されている。2戦先勝のワイルドカードシリーズでは、明日にも全ての地区シリーズ進出チームが出揃う可能性がある。
最初に行われる試合は、レンジャーズ（第5シード）対レイズ（第4シード）の1戦。レイズ有利の声も多い中、今日の第1戦ではレンジャーズが4対0で完封。レイズは潤沢な投手層を中心とした守備力が強みだが、4エラーを犯して自滅してしまった。
王手をかけられたレイズは今季16勝・防御率3.50をマークしたザック・エフリンを先発に送り込み、巻き返しを図る。対するレンジャーズもネイサン・イオバルディを先発に。シーズン通して安定感を誇ったエフリンに対して、9月に故障から復帰したばかりのイオバルディは復帰後なかなか調子が戻っていない。レイズ有利のマッチアップと考えられるが、レンジャーズが2連勝で上に進むのか。
ア・リーグもう一つの試合はブルージェイズ（第6シード）対ツインズ（第3シード）。昨日はツインズが3対1で勝利し、ついにプレーオフの連敗を18で止めることに成功した。
2戦目の先発は、ツインズがア・リーグ防御率2位のソニー・グレイ、ブルージェイズが元ツインズのホセ・ベリオス。マッチアップはややツインズ有利に傾きそうだ。今日の試合で2本塁打を放った新人のロイス・ルイス、そしてお互いに勝ちパターンの投手を惜しみなく投入したため、菊池雄星と前田健太のリリーフ機会にも注目したい。
3番目の試合、ナ・リーグのダイヤモンドバックス（第6シード）対ブルワーズ（第3シード）では、今日の第1戦でダイヤモンドバックスがアップセット。サイヤング賞右腕コービン・バーンズに対して3点のビハインドを奪回すると、ブルペン陣が6.1回無失点と完璧なリレーで6対3で勝利した。バーンズと新人ファートの圧倒的に不利なマッチアップをモノにしたのはダイヤモンドバックスにとってあまりに大きく、ブルワーズにとってはあまりにも痛い。
明日の第2戦では、ダイヤモンドバックスのエース、ザック・ギャレンが登場。サイヤング賞候補にも挙がる大エースの先発で早々に地区シリーズ進出を決めたいところだ。対するブルワーズは2番手ブランドン・ウッドラフが直前に故障離脱してしまい、明日はフレディ・ペラルタが繰り上がり。後半戦防御率2.81の3枚看板の一角に逆襲を託す。
プライムタイムの1戦、マーリンズ（第5シード）対フィリーズ（第3シード）では、今日の第1戦はフィリーズが4対1で完勝。マーリンズの1番手ルザードから3点を先制すると、フィリーズのエース、ザック・ウィーラーは6.2回1失点8三振の力投。その後を受け継いだブルペン陣もマーリンズに流れを渡さず、隙のない試合展開だった。
明日の第2戦では、フィリーズはダブルエースの一角であるアーロン・ノラが先発。対するマーリンズの先発はブラクストン・ギャレット。マーリンズとしては、得意とするノラから先制点を挙げ、ギャレットからのリレーで接戦に持ち込みたい。
日本時間10月5日の試合予定は以下の通り（時刻はすべて日本時間）。
4:08 レンジャーズ対レイズ 【SPOTVNOW】
5:38 ブルージェイズ対ツインズ 【菊池雄星所属】【前田健太所属】【SPOTVNOW】【NHKBS】【J SPORTS】
8:09 ダイヤモンドバックス対ブルワーズ【SPOTVNOW】
9:08 マーリンズ対フィリーズ 【SPOTVNOW】【NHKBS】【J SPORTS】
