エプシロン・グループ、ドイツのLFP正極技術センター買収を発表

買収は、エプシロンが最近インドで行った11億ドルの投資に続くもの

インド、ムンバイ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --インドの大手電池材料メーカーであるエプシロン・グループは、ジョンソン・マッセイの運営するムースブルク・リン酸リチウムイオン(LFP)正極活物質技術センターを買収する契約を締結したと発表しました。買収の財務的な詳細は未公表です。

最新鋭の施設は、一流の技術力とLFP化学の専門知識を持つ従業員、包括的な製品・プロセス開発能力、そして大規模生産向けの新素材検証のために設計された多目的な顧客認定プラントを有しています。

この買収により、エプシロンは実証済みの高性能正極活物質を大規模生産して市場に投入できるようになります。

「エプシロンのビジョンは、持続可能な代替エネルギーによって活気づく世界です」と、エプシロン・グループのマネージング・ディレクター、ヴィクラム・ハンダは語っています。「陽極の研究と製造における進歩が当社の第一歩でしたが、今回の買収は、持続可能で信頼性の高い材料で世界中の顧客にサービスを提供するという当社のコミットメントを強調するものです。」

戦略的優位性

ムースブルク研究開発(R&D)センターの戦略的立地は、欧州の電池材料の人材プールを活用できるため、世界的な顧客に対応する上で、エプシロンにまたとないメリットがあります。ムースブルクの施設の既存のインフラと能力を活用することで、同社は技術開発と規模拡大の時間枠の大幅な短縮を目指しています。この買収は、最終的に100GwHの需要に応えるという同社の野心的な計画の起爆剤となります。同社はそのビジョンに沿って、インドのカルナータカ州ベラリに10万トンの正極電池材料製造施設を設立するために11億ドルを投資し、その後さらに欧州進出を行うことを発表しています。また、同社は米国でも6億5000万ドルの製造施設の設立を計画しています。

世界の電気自動車市場はFortune Business Insightsによると2022年には3800億ドル規模になっており、2030年までに1兆5000億ドルに急増すると予測されています。正極材の生産はこの成長軌道に不可欠なものです。ベンチマークの報告書はさらに、現在の供給量と2030年までに予想される需要量とのギャップを埋めるためには、正極材生産に400億ドルの投資が必要であることを示し、その緊急性を強調しています。

エプシロン・グループについて

エプシロン・グループは、電池材料ソリューションの最前線で、高性能で革新的、かつ環境に配慮したリチウムイオン電池(LiB)材料を製造しています。2010年にインド・ムンバイを本社として設立された同社のミッションは、世界のバッテリー産業のクリーンでグリーンなエネルギーへの移行を支援することと同義です。欧州・北米・東南アジアに大きな拠点を持つエプシロンは、業界ベンチマークを設定し続けています。www.epsilonam.com

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