「はがき」で電話de詐欺の被害防止呼びかけ 千葉・習志野市

「はがき」で電話de詐欺の被害防止呼びかけ 千葉・習志野市

 電話de詐欺の被害を未然に防ごうと、高齢者の多い地域に注意を呼びかけるはがきを送る取り組みが千葉県習志野市で10月4日から始まりました。

 習志野郵便局ではがきの発送式と出発式が行われ、取り組みに協力する金融機関や警察署などの関係者が出席しました。

 はがきは、受け取った高齢者の目に留まりやすいデザインになっていて、「お金が必要」や「還付金がある」などと、詐欺の手口でよく出てくる言葉を並べて注意喚起しています。

 はがきは、1万2000枚製作され、市内の高齢者が多く住む地域に、5日から10月13日の年金支給日までに順次、配達されます。

 習志野警察署によりますと、市内の電話de詐欺の発生件数は、2023年に入ってから8月末までで34件、被害額は6550万円と、2022年の同時期よりは増えてはいないものの、県全体では依然として増加傾向にあるということです。

 警察は、「はがきを電話の近くに置いて、不審な電話に注意してほしい」と呼びかけています。

習志野警察署管内金融機関防犯協会 岡野正幸 会長
「電話に出ないことが一番良いが、留守番電話にするなど最善の策を取った上で、はがきをしっかりと手元に置いて、何か怪しいと思う電話があった際に目を通して、もしかしたら詐欺かもしれないと一度留まってほしい」

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