愛知名古屋アジア大会が再度変更 小規模の選手村を設置へ

愛知県と名古屋市が共催する2026年夏季アジア大会の看板=3月、名古屋市瑞穂区

 【杭州共同】愛知県と名古屋市が共催する2026年のアジア大会で、大会組織委員会が経費削減のため建設を取りやめた選手村を小規模ながら設ける方針に再度変更したことが4日、関係者への取材で分かった。ホテルなど既存の宿泊施設を活用する原則は維持するが、病院や娯楽施設といった選手へのサービス機能を中心に、選手村を運営する見込み。

 選手村の建設中止については、主催者であるアジア・オリンピック評議会(OCA)の7月の総会(バンコク)で組織委が報告したものの、OCAから規模にかかわらず設置を求める意見が出ていた。組織委は既に具体的な場所や計画の検討に入っているという。収容する選手数などは未定。

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