コンパクトなボディにメルセデス・ベンツのSUV技術を凝縮させつつ、都市部での日常生活にも適したスタイリッシュでオールラウンドなコンパクトSUVとして世界的人気を博す『GLA』も、現行世代の2代目で初のマイナーチェンジを実施。先行した『CLA』同様によりスポーティなエクステリアとし、安全性や快適性を高めるアダプティブハイビームアシストなどを全モデルに標準装備とした。
また、通常モデルには設定がない装備を多数採用した特別仕様車“GLA 200d 4MATIC Night Edition（ナイトエディション）”も同時に設定し、オンラインショールームにて発売同日の9月26日より先行申し込み受付が開始されている。
初代登場の2014年から約6年を経て、2020年に現行モデルに刷新されたGLAだが、今回は他のラインアップにも追随する変更が施され、ガソリン仕様（180）とディーゼル仕様（200d 4MATIC）ともに、標準仕様とオプション設定のAMGラインパッケージで異なるデザインが採用された。
最初に目を引くフロントグリル部では、メルセデスのSUVラインに共通する特徴的なスリットデザインのシングルルーバーに加え、AMGラインパッケージではクローム仕上げのダイヤモンドパターンが無数に散りばめられた“スターパターンフロントグリル”を採用。
さらにSUVらしさを強調した新デザインのフロントバンパーでは両サイドの開口部形状で差別化し、よりシャープな印象を与えるヘッドライトの内部グラフィックも作り分けるなど、双方の仕様で明らかに異なる印象がもたらされる。
同じくリヤ側でも、従来は楕円形に発光する造形だったLEDリヤコンビネーションランプのデザインを変更し、脚元のホイールデザインもすべて刷新。標準仕様の“GLA 180”と“GLA 200d 4MATIC”には18インチが、同AMGラインパッケージには20インチAMGアルミホイールが装着され、後者はホイールアーチがブラックからボディ同色とされることで、より都会的な印象となった。
■AMGにはアダプティブサスやスポーティーサウンドシステムを採用
一方のインテリアでも、新たにリムに静電容量式センサーを備えた新世代ステアリングホイールに、シートには100％リサイクルから得られた原料を使用したファブリック生地を採用。
機能面では交通状況に応じてハイ／ローを切り替え、ヘッドライトの照射範囲を自動で調整し、あらゆる状況下において常に最大限の視界を確保する“アダプティブハイビームアシスト”を標準化し、心地よいサウンドを奏でるブルメスターのサラウンドサウンドシステムを新たにオプション設定した。
さらにAMGラインパッケージには、走行状況や道路状況、速度に応じてエンジンやトランスミッション、ステアリング特性などを加味してダンピングを連続可変させる“アダプティブダンピングシステム付サスペンション”と、走行状況に合わせたエンジンサウンドを演出する“スポーティーエンジンサウンド（200d 4MATICのみ）”を追加している。
そのGLA 200d 4MATICをベースにとした特別仕様車は、外装色に通常モデルでは設定がないマウンテングレーマグノを採用し、随所にブラックアクセントを施したナイトパッケージも標準装備とし、より一層引き締まったエクステリアに。
室内では肌触りが滑らかで上質な本革シートや、夜間走行時に無数のスリーポインテッドスターを助手席前部のトリムに浮かび上がらせる、バックライト付きの“スターパターンインテリアトリム”を特別装備。さらに開放的なインテリア空間を演出するパノラミックスライディングルーフとブルメスター・サラウンドサウンドも標準とした特別な1台となっている。
もちろん、全車とも最新世代のMBUX（メルセデス・ベンツ・ユーザーエクスペリエンス）を標準装備し、外装色に新色スペクトラルブルーとローズゴールドを追加したGLA 180の価格が599万円、同GLA 200d 4MATICが655万円に。そして10月31日までオンラインショールーム先行販売期間として、申し込み受付が開始されているGLA 200d 4MATIC“ナイトエディション”は、限定100台で806万円（いずれも税込）となっている。GLAの詳細についてはメルセデス・ベンツの公式ホームページ（https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/models/suv/gla/overview.html）まで。
