シカゴ・ファイアー、インテル・マイアミ戦の観客にクレジット配布を決断

写真:シカゴ・ファイアー戦の出場が微妙な状況のメッシ ©Getty Images

10月4日にMLSレギュラーシーズンのインテル・マイアミ戦を迎えるシカゴ・ファイアーが、観客に対してクレジットを付与することをクラブ公式サイトで発表した。

この試合はシカゴ・ファイアーの本拠地ソルジャー・フィールド(6万1500人収容)で行われる。インテル・マイアミにはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが所属しており、その影響もあって現状で6万1000枚以上のチケットが販売されたという。シカゴ・ファイアーのホームゲームにおける最多観客動員数は、MLS加盟初年度となる1988年のLAギャラクシー戦で記録した3万7122人。今回のインテル・マイアミ戦ではその記録が大幅に更新されることになる。

ところが、メッシは現在、負傷などの影響により3試合連続で欠場中。このシカゴ・ファイアー戦も出場するかどうかは微妙な状況で、欠場となった場合、彼のプレーを見るためにチケットを購入したファンの不満が噴出する可能性がある。

そんなメッシの状況を受け、シカゴ・ファイアーはこの試合の入場者に向け、試合前日に次のような声明を発表した。

「リオネル・メッシの明日の試合への出場可能性に関する正確な状況はまだ分からないが、アスリートが特定の夜にプレーできる保証はない。彼のプレーを見る機会を失ってしまい、多くのファンが失望する可能性があることを我々は理解しているが、ソルジャー・フィールドでシカゴ・ファイアーの試合を初めて見る観客が多くいることも承知している。彼らをファイアー・ファミリーに迎え入れ、長期的なファンになってもらう機会を提供できることを楽しみにしている」

「そこで感謝の意を示すために、この試合に来場するすべてシングルゲームチケット購入者を対象に、2024年シーズンの新規会員には250ドル(約3万7200円)のアカウントクレジット、それ以外のチケット購入者に対しては50ドル(約7450円)のアカウントクレジットを提供する。どの選手がピッチに立つかに関係なく、ハーフタイムパフォーマンスを含めた様々なアクティべーションにより、この水曜日が思い出深い夜になることを期待している」

なお、提供されたクレジットの具体的な使用方法については、今週後半にアナウンスされる予定だという。

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