日本共産党・穀田恵二衆院議員登場!10期目のベテラン議員が語る政党の本質とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年10月3日に公開された動画ではゲストに日本共産党衆院議員の穀田恵二氏をお招きし、自民党の経済対策や野党の動きについて語っていただきました。

穀田氏は維新・国民をどう見る?

【このトピックのポイント】
・岸田総理の経済対策骨子案は「遅い、中身ない、反省ない」
・万博、IRは行政サービスの低下につながっている
・維新の政策の本質を共有できれば対峙できる

穀田氏のプロフィールは以下の通りです。

穀田氏は学生運動の盛んな時期に立命館の職員として勤務。そのことが政治に目を向けるきっかけの1つでした。

1993年に旧京都1区で衆院選に初当選。現在10期目で国対委員長を26年務めています。次期衆院選には立候補しない意向を発表しており「余力があるうちに次の方にバトンタッチしたいなと思いまして」とコメントしました。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして穀田氏に回答していただきました。

同期当選!岸田総理をどうみる?

岸田総理だけでなく、安倍元総理とも同期当選に当たる穀田氏。「私を除いて有名なことが多いと思います」とコメントし、笑いを誘いました。

岸田総理とは広島出張の折に交流する機会があったとのことで、その時の印象について「優しい方」と評価しました。

一方で、今回発表した経済対策の骨子については「はっきりいって失格」と穀田氏。岸田総理が骨子案の前提として「コストカット型の経済からの歴史的転換を図る」とコメントしたことに対し「コストカットをやってきたのは自民党」と批判しました。

さらに岩手県や、共産党が与党を務める京都府乙訓郡大山崎町の取り組みをあげ、地方ではすでにさまざまな経済対策が始まっている点に言及。

岸田総理の経済対策骨子に対し「遅いわ、中身はないわ、反省はないわ。ないないづくし」とコメントしました。

また、もともと共産党の政策であった子どもの医療費無償化や給食費無償化を自民党が進めていることについて問うと、国の施策として実行することが重要だと穀田氏。

ただ、大山崎町では与党である共産党がこれらの政策を提案すると自民党や公明党から反対されており、国政と地方政治で方向性が一貫していないことを問題視しました。

維新と国民をどうみる?

次期衆院選で野党第一党を目指す日本維新の会。馬場伸幸代表は「第2自民党でもいい」という発言が注目を集めました。

また、国民民主党は代表選挙で与党との協力も辞さない方向性を打ち出した玉木雄一郎代表が再選を果たしています。

従来の野党とは異なる路線を歩み始めていると見える両党に対し、穀田氏は馬場氏の核兵器に関する発言、両党が改憲に前向きであること、防衛費の増額に積極的なことなどを挙げ「事実を共有するということが大事」とコメント。

両党の事実認識が誤っている可能性に言及しました。

さらに万博や大阪IRの費用が上振れしていることに対しても「府民や市民のサービスを切ることになっている」と批判。IRの経済効果に対しても懐疑的な見方を示しました。

穀田氏「経済問題も然り、憲法も然り、政党の本質然り。この方々の本質が国民の前に明らかになりつつあるということではないでしょうか」

とはいえ、日本維新の会は躍進を続けているのも事実です。そこに共産党としてどう対峙していくのか問うと、穀田氏は維新が強い近畿圏にあって維新が市長選挙に敗れた尼崎市や西宮市に言及。

「よく事実を確かめて、(中略)言っていることは何なのかという点をお互いに共有していくことがあればいける(対峙できる)」とコメントしました。

動画本編はこちら!

日本共産党の大ベテラン議員は維新・国民をどう見る?

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