万博海外館で「共有型」検討 自前で建設予定も準備遅れ

 2025年大阪・関西万博の海外パビリオンを巡り、一部の参加国・地域が自前で建設する「タイプA」から日本国際博覧会協会が建てたものを複数で共有する「タイプC」への移行を検討していることが4日、関係者への取材で分かった。準備が遅れ、開幕に間に合わない懸念があるため。タイプCの検討が明らかになったのは初めて。

 万博に参加する150超の国・地域のうち約50がタイプAを希望しているが、国内建設事業者との工事契約締結が難航して準備遅れが顕著になっている。着工に必要な仮設建築物許可を大阪市から得たのはチェコのみにとどまる。

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