復活した才能たち!今季ブレイクした別格の活躍を見せるJリーガー3選手

今季本領を発揮してブレイクした選手たちが素晴らしい活躍でチームをけん引している選手たちがいる。

彼らは一度若手時代に期待を受けたが、その後伸び悩みを見せながらも見事な成長を果たして活躍に至っている。

今回は今季ブレイクした別格の活躍を見せるJリーガー3選手を紹介する。

北海道で目覚めたスピードスター

浅野雄也

今季加入したクラブ:北海道コンサドーレ札幌

ポジション:シャドー

今季J1サンフレッチェ広島から北海道コンサドーレ札幌に加入した浅野は秘めていた得点力が覚醒する形で、日本代表入りも期待される存在へと変ぼうした。兄の拓磨と同様にスピード面で優れており、素早くゴール前まで推進してチャンスに絡んでいる。

広島時代は2021年シーズンに37試合6得点1アシストと注目の若手として大きな期待を受けるも、翌シーズンは12試合出場で得点、アシストがゼロと思うような結果を見せることができなかった。

それでもJ1第29節終了時点で29試合10得点3アシストとチームのフィニッシャーとして攻撃をけん引。ゴールの内訳は利き足の左足が7本と最多で、右足が1本、頭が2本とどこからでも得点を挙げる器用さも備えている。

首位神戸をけん引するキックマスター

初瀬亮

今季加入したクラブ:ヴィッセル神戸

ポジション:左サイドバック

神戸の首位を攻守に渡ってきた初瀬亮は今季目覚ましい活躍を見せている。今季は左サイドバックで28試合1得点8アシストとDFでは最多アシストを記録。左足から繰り出されるフリーキックはスコットランド1部セルティックなどで活躍した元日本代表MF中村俊輔さんのフリーキックを彷彿とさせる。

ガンバ大阪時代は2017年に公式戦4試合連続アシストや東京世代では最速となるEAFF E-1サッカー選手権2017に臨む日本代表に初選出(出場は0試合)と一時飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍するも、安定感の欠けるプレーなどもあって満足のいく出場機会は得られなかった。

今季の初瀬はプレースキック以外にもビルドアップの攻撃構築、局面の流れを一気に変えるサイドチェンジ、超高精度ロングフィードなど流れの中でもゲームメイクやチャンスメイクに大きく関与しているため、数字以上の貢献を見せている。

広島の至宝がついに本領発揮

長沼洋一

今季加入したクラブ:サガン鳥栖

ポジション:右ウイング

今季27試合9得点3アシストとチーム内得点ランキングトップの長沼は主に右サイドでプレーし、テクニックと推進力のあるドリブル、味方のチャンスを縁スつするラストパス、そして右足4得点、ヘディング3得点、左足2得点とどの部位でも得点を挙げられる技術と決定力を見せている。

サンフレッチェ広島時代はアカデミーから世代別代表の常連で会ったため、多くの関係者から将来を待望されていた。だがトップチームでは出場機会を得られず、モンテディオ山形、FC岐阜、愛媛FCを期限付き移籍で転々とした。昨季途中に愛媛時代の恩師川井健太監督が率いる鳥栖へ完全移籍した。

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優れた判断力を見せており、攻守の切り替わりを的確に判断してパス、ドリブル、シュートを選択するプレースピードの早さは一級品だ。守備能力も成長しているため、今後の活躍から目が離せない。

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