小田原城彩る「ちょうちん光アート」 手作り1700個、22日まで

1700個の手作りちょうちんがともる小田原城=小田原市城内

 恒例の「小田原ちょうちんまつり」(9日)を盛り上げようと、会場となる小田原城(神奈川県小田原市城内)で1700個のちょうちんをともす「小田原ちょうちん光アートフェア」が22日まで開かれている。

 小田原ちょうちんは古くは箱根の山越えをする旅人たちの足元を照らし、魔よけの効果も信じられた。アートフェアでは市内外26校の小学生がボランティアの手ほどきを受けて1700個を作製。イラストや「絆」と書かれたちょうちんが夕闇に沈む天守閣を幻想的に彩っている。点灯は午後5時から同9時まで。

 ちょうちんまつりは今年で32年目。台風と新型コロナウイルスの影響から中断していた自治会によるみこしも6年ぶりに市内を練り歩き、ステージイベントでは風魔忍者によるショーなども行われる。9日正午から午後8時まで。

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