日本代表の森保一監督が、4日に10月の親善試合に向けたメンバーを発表した。
9月にはヨーロッパ遠征を行い、ドイツ代表、トルコ代表に4ゴールずつを奪って連勝した日本。世界に実力があることを見せつけ、両国は監督が解任される事態に追い込まれていた。
10月は国内で2試合を戦い、11月からは2026年の北中米ワールドカップ(W杯)に向けたアジア2次予選がスタートする中、26名のメンバーを発表した。
カタール・ワールドカップ(W杯)では10番を背負ったものの、その後は招集街となっていた南野拓実(モナコ)が今回復帰。クラブで好調を維持している中での招集について、森保監督が言及した。
「南野に関しては、直近の試合はプレーしていないですが、我々が新チームになって、今シーズンのヨーロッパの選手たちのプレーもスカウティングしている中で、非常に調子良くチームに貢献しているというところを確認させてもらってきた中で、今回の招集ということになりました」
森保監督が語った通り、昨シーズンはモナコ移籍1年目でかなり苦しいシーズンを過ごした南野だったが、今シーズンはかつての恩師でもあるアディ・ヒュッター監督が就任したこともあり、開幕から好調を維持。リーグ・アンでは6試合で3ゴール3アシストとチームを支えている。
これまでの日本代表では2列目の左を務めることが多かった南野だが、森保監督は構想段階の起用法についても言及した。
「構想の部分のお話をさせていただいた方がストレートで良いかと思いますが、[4-2-3-1]ではトップ下がベースだと思っていますが、トップもウイングもできます」
「カタールW杯ではウイングとしてプレーしてもらいながら、内側に入って潜り込んでくるプレーをしてもらったので、そういうプレーも期待できるかなと思います」
「[4-1-4-1]で戦う場合は、インサイドハーフのところで基本的にプレー可能かなと思っています」
「プラス、トップもやってもらったこともありますし、ウイングのポジションから中に入ってくるということで、彼の良さを生かして戦術に組み込めるかと思います」
モナコではトップ下に入って好調を維持している南野。MF鎌田大地(ラツィオ)やMF堂安律(フライブルク)がいない中、代表でも結果を残すことができるだろうか。
