【韓国】1~9月の対韓FDI、過去最大を記録[経済]

韓国産業通商資源省が4日発表した2023年1~9月の海外直接投資(FDI)認可額は前年同期比11.3%増の239億5,000万米ドル(約3兆5,740億円、申告額ベース)だった。到着ベースでも139億2,000万米ドルで、申告額・到着額とも過去最大を記録した。

認可額の産業別を見ると、製造業が15.7%増(90億2,000万米ドル)で最多だった。半導体や2次電池などに関連する電機・電子(27%増)や、化学工業(61.1%増)分野の投資増加が産業全体に影響したとみられる。また、金融・保険(107.2%増)や宿泊・飲食(228.5%増)の好調により、サービス業も9%増(90億2,000万米ドル)となった。

■中華圏が50%増

地域別では、欧州連合(EU)が38.1%増の40億米ドル、中国や台湾、シンガポールなどを含む中華圏は49.9%増の22億3,000万米ドルだった。一方で、米国は27.2%減の51億9,000万米ドル、日本は10.5%減の9億3,000万米ドルと、いずれも2桁の減少となった。

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