チャンピオンズリーグ(CL)グループH第2節、アントワープvsシャフタールが4日に行われ、2-3でシャフタールが逆転勝利した。
前回のチャンピオンズカップ出場から65季ぶり、CL移行後は初出場となったベルギー王者アントワープはバルセロナとの初戦、5失点大敗を喫した。対するシャフタールはポルトに1-3で敗れた。
黒星スタート同士の一戦は、開始3分に動く。フェルメーレンが敵陣ボックス手前でラキツキからボールを奪い、ラストパスを受けたムヤがボックス右からシュートを決めきった。
早々に先制したアントワープは続く7分、CKの流れからルーズボールをボックス手前のムヤがボレー。際どかったが、わずかにシュートは枠の上に外れた。
その後、徐々にシャフタールに盛り返されたアントワープだったが、33分にリードを広げる。フェルメーレンのスルーパスに抜け出したバリクウィシャがボックス手前ダイレクトで合わせ、ネットを揺らした。
アントワープが2点をリードして迎えた後半、開始3分にシャフタールが1点差とする。分厚い攻めを見せた流れからボックス左のナザリナのシュートはGKに防がれるも、ブテツのパンチングが甘くなったルーズボールをシカンが頭で押し込んだ。
後半に入って押せ押せのシャフタールが攻め込み続ける中、71分に追いつく。ボックス手前右で得たFKをラキツキが狙うと、壁に入っていたバリクウィシャの雑なクリアによってゴールに吸い込まれた。
さらに76分、アントワープが自滅していく。GKブテツがCKを嫌ってボールを残すと、それを拾ったナザリナがラストパス。無人のゴールにシカンが蹴り込んだ。
終盤にかけてはアントワープが盛り返した中、シャフタールの逃げ切りが確実かと思われた追加タイム5分にPKを獲得。アルデルヴァイレルトのミドルシュートがボックス内のステパネンコのハンドを誘った。
しかしこのPKをアルデルヴァイレルトが枠の左に外して失敗、シャフタールが3-2で逆転勝利としている。