受け入れで条例改正案 洞峰公園譲渡 茨城・つくば市、12月提案へ

つくば市にある洞峰公園

茨城県議会の特別委員会で洞峰公園(同県つくば市)の無償譲渡が妥当と判断されたことに関連し、五十嵐立青つくば市長は4日の定例記者会見で、譲渡の受け入れに必要とされる条例改正案などについて「12月議会に諮ることができれば」と述べた。県が12月議会定例会で県の条例改正案を提案する見通しで、歩調を合わせる方針。

洞峰公園を巡っては、7月に県議会が「県有施設・県出資団体等調査特別委員会」を設け、複数回の議論や現地調査などを重ねた。9月25日には洞峰公園の無償譲渡について妥当と判断。大井川和彦知事が来年1月をめどに市へ移管する考えを示していた。

五十嵐市長は譲渡の受け入れ時期について「議決が得られれば年明けか、2月くらいには」と述べた。同公園の運営方針については「市民や有識者、県などによる協議会を設置して考えていきたい」と強調した。

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