NY原油1カ月超ぶり安値 在庫増で大幅反落、84ドル台

 【ニューヨーク共同】4日のニューヨーク原油先物相場は大幅反落し、指標の米国産標準油種(WTI)の11月渡しが前日比5.01ドル安の1バレル=84.22ドルと終値としては8月31日以来、1カ月超ぶりの安値を付けた。

 朝方発表された米週間石油統計で、ガソリン在庫の増加幅が市場予想を大きく上回った。このため燃料需要低迷に対する懸念が強まり、売り注文が膨らんだ。

 一方、4日のニューヨーク商品取引所の金先物相場は8営業日続落し、取引の中心となる12月渡しが前日比6.70ドル安の1オンス=1834.80ドルと中心限月の終値としては約7カ月ぶりの安値を付けた。

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