「呪術廻戦」「AKIRA」「進撃の巨人」など“日本リスペクト”満載!『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』隠しネタ解説

『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』© 2023 PARAMOUNT PICTURES.TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES IS A TRADEMARK OF VIACOM INTERNATIONAL INC.

文句なしの面白さ!『ミューパニ』大ヒット上映中

アメリカ発のポップカルチャーアイコンとして幅広い世代から支持されている『ミュータント・タートルズ』の最新劇場アニメ映画、その名も『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』が大ヒット上映中。辛口批評サイト<ロッテントマト>で96%のスコアを叩き出しただけあり、日本のアニメ/映画ファンからも手放しの絶賛が相次いでいる。

オスカーノミネート作『ミッチェル家とマシンの反乱』のジェフ・ロウ監督らしいカートゥーンタッチの新ビジュアルもフレッシュな本作は、人気コメディ俳優セス・ローゲンの製作指揮のもと、ジャッキー・チェンやジョン・シナ、ポール・ラッド、アイス・キューブら豪華ボイスキャストの参加も話題に。

そんな本作、実は“日本発のポップカルチャー”な小ネタが随所に盛り込まれていることにお気づきだろうか? 言わずと知れた伝説的アニメ「AKIRA」や、いま世界中で大人気の「呪術廻戦」、もはや足を向けられない大先輩「ゴジラ」などなど、日本人ならば思わず笑みが漏れる隠しネタが満載なのだ。

作中に散りばめられた“日本発ポップカルチャー”の数々

『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』には、この世に実在するコンテンツ/カルチャーが数多く登場するが、日本のポップカルチャーも例外ではない。欧米のZ世代の間でも、日本発の作品たちがアイコン化して当たり前のように愛されているからこそ、ゼロ年代以降のカルチャーを浴びて育ってきたカメたち4人と、彼らが暮らす本作の世界にも“日本発ポップカルチャー”がたっぷりと散りばめられ、共感を呼ぶアイテムとして機能している。

例えば、タートルズの中でもオタク気質のドナテロが武器として所有する棒には、大人気漫画「呪術廻戦」の作中きっての人気キャラクター・五条悟のステッカーが貼ってあることは、本作の予告編が公開された時点で目ざといファンの間で話題を呼んでいた。

また、彼らが暮らす住処には数々のカルチャーコンテンツに影響を及ぼした、大友克洋の傑作漫画「AKIRA」の初版がしっかりと登場! そして物語終盤、ニューヨークに巨大化したヴィラン“スーパーフライ”が現れ街を破壊するシーンは往年の怪獣映画を彷彿とさせ、その迫力ある姿は劇中でも「ゴジラ」と揶揄されている。

さらに、実写化もされた世界的人気漫画「進撃の巨人」について触れられるシーンもあり、タートルズたちが同作中の巨人を倒す方法からインスピレーションを受け、スーパーフライへと挑む場面があるほどだ。

こういった本作の“小ネタ”は枚挙に暇がないので、ぜひ劇場の大スクリーンでご確認いただきたい。セリフではっきりと言及するネタもあるが、よくよく目を凝らして観れば新たな発見もあるかも?

『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』は全国公開中

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